新型インフルエンザによる死亡者が週末に３人発生した。保健福祉家族部中央インフルエンザ対策本部は１２日に１人、１３日に２人の新型インフルエンザ患者が死亡したと発表した。１３日に死亡した患者はアルコール中毒と肝硬変、高血圧症状があった７８歳の男性、慢性肝疾患があった６７歳の男性。

嶺南（ヨンナム）圏に住む７８歳の男性は８日、発熱、腹痛（けいれん性）などの症状で病院へ行き、抗生剤治療を受けた。１０日に敗血症と呼吸困難の症状が表れた後、１２日には新型インフルエンザの診断を受け、タミフルを服用したが、好転せずに１３日に死亡した。

疾病管理本部の権埈郁（クォン・ジュンウク）伝染病管理課長は「持病と死亡に関連性があるのか、感染経路が何かなどを調べている」と述べた。

６７歳の患者には慢性肝疾患があった。対策本部は「６８歳の男性患者が海外旅行をしたり他の患者と接触したりしていないため、地域社会の感染と推定している」と付け加えた。この男性は先月２０日、せき・高熱など新型インフルエンザの症状を見せた後、２４日に肺炎に広がり、集中治療室に移されていた。

これに先立ち１２日には新型インフルエンザに感染した７３歳の女性が死亡した。この女性は先月１３－２３日に米国を訪問した後、発熱など新型インフルエンザの症状が表れたため病院に入院していた。