玄仁沢統一部長官（ヒョン・インテク）は「韓半島の非核化は東アジアの和平と繁栄に向けた必須条件」とし「韓国は、北朝鮮が核を放棄する場合、早期に北朝鮮の経済が発展できるよう支援するなど共存と繁栄に向けた新たな２１世紀を開いて行く考え」と述べた。

同氏は７日「中央グローバルフォーラム」で演説を行い、韓半島の非核化をもとに南北が（韓国・北朝鮮）が繁栄し、ひいては統一を実現できるという認識を表した。玄長官は「中国は世界経済における成長のエンジンであるだけでなく、韓半島・東アジアの和平と繁栄において中核となる国家」とした上で「中国は、東アジア最大の安保懸案である北核問題の解決に、積極的に臨む必要がある」と注文した。

同氏は、北朝鮮が核武装よりは繁栄を選ぶよう中国が誘導してほしいと要請した。北朝鮮も中国とともに経済改革を通じ「シャオカン」（小康＝すべての国民が安らかかつ豊かに暮らせる状態）社会に進むべきだということだ。同氏は「朝中国交正常化６０周年で、朝中友好の年である今年が韓半島非核化に向けた転機になるよう願いたい」と述べた。

玄長官は「李明博（イ・ミョンバク）大統領は先月、光復節（独立記念日）記念式の式辞で、北朝鮮が核廃絶を宣言する場合“北朝鮮の経済発展を助けるだけでなく、通常戦力の削減など諸懸案の包括的な解決に率先する”と約束した」とした後「持続可能な韓半島の和平のためには、北朝鮮の核問題を話し合う６カ国協議を含む国際社会の協力が必須だ」という見方を示した。


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