安秉万(アン・ビョンマン)教育科学技術部長官は27日、「新型インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1)ワクチンが出ればすべての子どもが先に打てるようにする方針だ」と明らかにした。前日、教科部イ・ジュホ次官も「新型インフルエンザ予防ワクチンが開発されれば小・中・高校生たちにまず接種する」と述べた。しかし優先順位を決める予防接種審議委員会と主務部処である保健福祉家族部がこの方針に待ったをかけ、子どもたちがワクチンを最優先的に接種することは容易ではない見通しだ。疾病管理本部は 27日午後、ワクチン接種委員会を開催し、接種優先順位に対して論議した。教科部が公開的に子どもから接種方針を出したが、かなり多数の委員が難色を示したものと伝えられた。委員会はこの日の会議で結論を出せずに来月10日、また論議することにした。
現在、保健当局は全国民の27%である1336万人接種計画を立てている。ここには子どものほかに医療陣と警察、消防隊員、軍人など必須要員、児童・生徒、高齢者、妊婦、未就学幼児、慢性疾患者らが含まれている。この中には順位がない。1順位だけ決めた。疾病管理本部関係者は「新型インフルエンザ患者を扱う医師や看護婦、空港検事要員ら対応人材を1順位と決めた」と言った。ワクチンが順次に供給されるので、残りは予防接種審議委員会で決める手順により、11月~来年2月に接種する。