故金大中(キム・デジュン)元大統領への弔問のため訪韓した北朝鮮特使団が残した波紋が続いている。国内外の各メディアは李明博(イ・ミョンバク)大統領が弔問特使らと会談したことに対し、さまざまな意味を付与、南北(韓国・北朝鮮)関係に暖かな風が吹くものと予想している。
一部では南北首脳会談の見通しとともに長所と短所を取りあげている。もう一方では北朝鮮を圧迫する局面が、今回のことで弱まってしまうのではと懸念する。そろそろ落ち着いて状況を点検し、新たに始めることを整理すべき時点だ。北朝鮮特使を迎え、見送るまでの、一連の政府の取り組みは適切だったと評価できる。手続きを重視しながらも優遇に反せず、対話の必要性を伝えながらも真正性を注文するなど原則を堅持した。