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【取材日記】「お会いできて感謝」北朝鮮弔問団、頭を下げたが…

2009.08.25 10:06
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「今日はお忙しいはずなのに特使団に会ってくださり、ありがとうございます」--。

23日に青瓦台(チョンワデ、大統領府)を訪ねた金己男(キム・ギナム)朝鮮労働党書記は芳名録にこのように記した。李明博(イ・ミョンバク)大統領が会ってくれたことに対し、格別な感謝の気持ちを表したのだ。金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の特使として韓国入りした金書記がこのように丁寧に記述したのは前例を見がたいほどの破格といえる。

 
金書記ら一行はソウルを訪問中に、終始青瓦台会談に集中する姿を見せた。結局金書記は故金大中(キム・デジュン)元大統領への弔問に続き、李明博大統領との会談を終え、「特使」と「弔問団」の任務を計画通り遂行できた。故金元大統領が逝去した政局で、注目を集めた北朝鮮弔問団は3日間にわたる日程を終えた後、帰った。

一部保守団体が反発するデモを行ったものの、不祥事は避けられた。21日に金委員長からの弔花が前面に並び、葬儀室に入る際は弔客の一部から「ようこそ」という歓呼と拍手が出る場面もあった。金大中・盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権時代に交流した元高官らと久々に会い、太陽(包容)政策を追憶し、酒も飲んだ。

金書記は北朝鮮・平壌(ピョンヤン)行きの航空機に乗る際「気分よく帰る」とし満足感を示した。しかし取材の現場で見守った金己男書記ら一行は以前と変わったソウルの雰囲気を体感する表情だった。何よりも政府の厳しい対応に当惑したようだった。「特使」という看板を浮上させたが、玄仁沢(ヒョン・インテク)統一相らが北朝鮮側の意図を確認し、ようやく青瓦台会談が実現した。

金書記は青瓦台に入る際、検索台を通過する手続きを取らねばならなかった。情報機関の国家情報院は北朝鮮高官らに提供していた儀典向けの最高級乗用車も提供しなかった。金己男書記ら一行の車にレンタカーのナンバープレートが付けられたのもそうした理由からだった。統一部は、逝去の訃報を北朝鮮側に事前の承認なしに送った金大中平和センター側に対し「事実上、交流協力法を違反したもの」とし、注意措置も取った。

金書記はこのようにソウルで聞いて、見て、感じたことをそのまま金委員長に報告しただろう。残ったのは北朝鮮の行動だ。韓国の同胞は核実験と挑発行為などで威嚇しつづけた後、突然「対話と交流」を持ち出した北朝鮮の言葉よりは実践を待っている。金委員長が言及したヨンアン号の解放と秋夕(チュソク、中秋)の離散家族再会がその試金石となる。政府も特使弔問団を受けての対策づくりに積極的に取り組まなければならない。

ただ「北朝鮮が韓国の一貫した対北政策に頭を下げた」とし安易に対処していては久々の機会を生かせない。一時、太陽政策の主役だった元高官らもそろそろ現政権の対北政策を批判ばかりするよりは、新たな南北関係づくりに向け、それらの知恵と経綸を与えなければならない時点だ。


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