飼料用の輸入カタクチイワシを国産と偽装、20トン販売の業者を立件
ソウル松坡(ソンパ)警察署は24日、ベトナム産や中国産のカタクチイワシを国産と偽装し、宗教団体のバザーや大学の学生食堂などに売っていた容疑(水産物品質管理法違反)でP水産の代表を拘束した。販売と包装などを担当した業者の社員17人は同じ容疑で在宅のまま立件した。警察によると、代表らは1月に輸入イワシ60トン(市価3億ウォン相当)を乾物輸入商から購入し、このうち20トンを最近まで市場に流通させ7億ウォン(約5300万円)を荒稼ぎしていた容疑が持たれている。金浦(キムポ)埋め立て地近くの無許可の倉庫で輸入カタクチイワシを「国産」と表示した箱に500グラムずつ詰め、1箱5000~1万ウォンで販売していたという。
販売を担当していた20人余りの従業員もこの業者が国内に直営漁場を持っているかのように消費者をだましていた。従業員らが持っていた名刺には「漁場住所:慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)××面××里」と書かれていたと警察は明らかにした。しかし代表とこの住所には何の縁故関係もなく、住所地には漁場もないことが確認されたという。