13日午後1時45分ごろ、釜山海雲台(プサン・ヘウンデ)海水浴場パラダイスホテル前の海辺。浮き袋に乗って水遊びをしていた避暑客43人が、突然「ザーッ」という波の音とともに100メートルほど遠海に流された。
119救助隊員たちは釜山消防本部海雲台水上救助隊状況室に連絡した。連絡を受けた状況室は「離岸流(rip current)発生、水上オートバイ3望楼前12時方向出動」と無線を飛ばした。離岸流は海岸に押し寄せ、速い勢いで遠海方向に戻る海流で、幅が狭くて速く、海水浴場の水遊び事故の主な原因だ。事故当時パラダイスホテル前の浜辺には50メートルの海上(1次水泳統制線)まで避暑客100人ほどがいたが、43人が離岸流に流された。26人は浮き輪に乗っており、残り17人は浮き輪の周りで水泳などをして楽しんでいた。