人は時々よく知らないことに漠然とした憧れや期待を抱くものだが、海もそういった存在のようだ。 人類の歴史を見ても海の重要性がよく分かる。 海は交易の通路であり、今日の世界は早くから海を制覇した西洋国家によって下絵が描かれた。 このため多くの人は遠い海から未来に必要なさまざまな地下資源を得られると期待している。 しかし知れば知るほど大洋は資源としての価値よりも、私たちが理解と保存により多くの努力を傾けなければならない対象であることが見えてくる。
人は深い水の中に無限の地下資源があり、日本が独島(ドクト、日本名・竹島)所有権を主張するのも、その周辺にメタン水化物をはじめとする多くの地下資源が埋まっているからだという。 しかし実際これは違う。 日本が独島所有権を主張する理由は、おそらく独島が地形的に日本本土の延長線上にあるからだ。 海水面の上だけが描かれている一般の地図では気づきにくいが、海底地形をよく見ると鬱陵島(ウルルンド)は確かに韓半島の延長線上にあるが、独島は日本側についている。 大きな峡谷が2つの島の間にある。 これはグーグルアースの海底地形情報からもすぐに確認できる。 現在、日本は太平洋にわずか数十平方メートルの大きさの岩の上に鉄筋コンクリートの構造物を築き、その周辺200カイリを自国の海域だと主張している。 ところが実際には日本本土に近い独島を韓国が支配しているため、納得できない部分もあるはずだ。