昨年11月、釜山(プサン)のウォン氏は大阪など日本の関西地方の交通機関で使われているプリペイドカード「スルッとKANSAI」を大量に偽造することにした。円高で一稼ぎすることを期待した。偽造の事実がばれても日本の警察が韓国にいる自分を簡単には捕まえられないだろうと考えた。偽造カードは日本を行き来しながら知り合った暴力団組員らに売る考えだった。
ウォン氏はクレジットカードリーダーの会社で働いた経験があるパク某氏ら共犯4人を集めた。そしてカードコピー機を作り上げた。小型カードコピー機に原本カードを入れると、カードに記録された情報が偽造カードに複写される仕組みだった。取り締まりを避けるため中国の龍崗にコピー機を隠して持ち込んだ。