昨日、東京から横浜へ行くために乗った電車で不本意にも‘鬼ごっこ’をしてしまった。 何気なく座った席に女性乗務員が来て、切符を見せてほしいと言われた。 切符を見せると、乗務員は「普通座席のチケットなのですぐに一般席に移動してください」と要求した。 10分程度で着くのでいちいち席を移るのは面倒だったが、やむを得なかった。 しかし隣の車両も特室だった。 ほとんどの席が空いていたためそこに座った。 すると乗務員がまた現れた。 「お客さん、早く出て行ってください」。
小さなハプニングをきっかけに1987年に断行された日本の鉄道民営化の教訓が改めて頭に浮かんだ。 日本の鉄道は乗客の視点で進化を繰り返し、便宜性で自動車を上回っている。 まずほとんどの列車が一般室と特室に分かれている。 列車の等級も緩行から特急まで細かく分かれている。 こうしたシステムのおかげで、乗客は目的によって各駅に停車する緩行からノンストップで走る特急まで選んで乗車できる。 途中で緩行・特急を乗り換えることもできる。 ソウルでは最近開通した一部の路線にこうしたシステムが初めて導入されたという。