最高裁判決に基づき国内で初めて植物状態の患者の人工呼吸器を外したが、尊厳死法の立法は容易ではない見通しだ。宗教界はもちろん、法を執行する主務部処である保健福祉家族部も「社会的な合意が先だ」とし、消極的な立場を見せているからだ。
どこまで尊厳死を許すかも論点になる見込みだ。特にキムさんのような植物状態の場合はどのようにすべきかについて論争が避けられないとみられる。ハンナラ党の申相珍(シン・サンジン)議員が発議した尊厳死法には植物状態が含まれていない。ソウル大病院が先月提示した尊厳死指針には末期がんだけが含まれている。