最近流行しているホテルでの結婚式やトルチャンチ(子どもの1歳の誕生日パーティー)には数千万ウォンの費用がかかるという。 人事の季節を迎える度に「祝昇進」「祝栄転」のリボンを付けて贈られる花は5万-10万ウォン(約4000円-8000円)もする。 このように私たちの冠婚葬祭は体裁ばかり気にして、誠意が見られなくなった。
こうした点で虚礼虚飾の風潮を打破しようという試みがあちこちで起きているのは望ましい。 ソウル市が今月初めから始めた「グリーンギフト」キャンペーンもその一つだ。 慶事を迎えた知人に高価な花やプレゼントを贈る代わりに、その人の名前で寄付金を出した後、その領収書とお祝いカードを送るというものだ。 贈る側も受け取る側も困っている隣人を助けたという喜びを感じることができ、他のどの贈り物よりも余韻が長く残る。 公共機関では今回ソウル市が初めて導入したが、民間では第一企画が数年前に似たプログラムを始めている。 同社の金楽会(キム・サクフェ)社長は慶事を迎えた人たちにこうした寄付領収書とカードを贈っている。