李承燁（イ・スンヨプ、３３、読売）のヒットにはどんな意味があるのか。

日本のスポーツ報知紙は９日、「背水の打席でよみがえった」と表現した。 また「久しぶりに安打が出て正直ホッとしている」という李承燁の言葉も伝えた。

李承燁は８日、楽天との交流戦で６回に代打で出場し、２打点二塁打を放った。 １１試合・３６打席ぶりのヒットだった。 李承燁も、原辰徳監督もこの一発を復活の希望を見いだそうとしている。

▽これで不振脱出？

いくつか技術的な所得もあった。 李承燁は左腕・佐竹の内角スライダーを引っ張り、右翼フェンス直撃の打球を放った。 ヒジがたたみながら内角の変化球を上手くたたいた。

李承燁は精神的な苦痛をハードな練習で振り払おうとした。 一瞬のうちに崩れたフォームを取り戻すためにティーバッティングから始めた。 スイングのバランスが崩れて右肩が早く開き、上体が前に出る悪いクセが生じたからだった。

スポーツ報知は「李承燁がバックスイングを意識し、下半身主導のスイングを取り戻そうと努めた」と評価した。 原監督は「これで何か吹っ切れるものがあればいい」と期待を表した。

李承燁の不振は一瞬で解決される問題ではない。 しかし沈黙が非常に長かっただけに、ヒット１本に希望を見いだそうとしている。