土曜日午前に伝えられた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去に多くの国民は衝撃を受け、悲痛を感じている。本人はもちろん‘廃族’という声が出てくるほど、家族や側近にいたるまで検察の強力な捜査が行われている状況で発生し、「今後受ける苦痛も計り知れない」という遺書の内容を見ると、「政治的他殺」と主張する一部の声も全く根拠がないわけではなさそうだ。
この数カ月間‘包括的わいろ’容疑が‘公訴権なし’になるまで検察と盧前大統領の間であった法理的論争も、今では無意味になってしまった。しかしこれによってもたらされる有形無形の影響は少なくないはずだ。単純に前大統領の悲劇的な終末として片付けるには社会に与えた衝撃があまりにも大きく、政治的にも多くの意味を持つからだ。