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脱北者2人、領事を脅迫…大使館の資料盗んで脱出

2009.05.06 08:00
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中国の韓国大使館に収容されていた脱北者2人が内部の文書を盗み逃げていたという事実が一歩遅れてわかった。

脱北者らが大使館領事課のコンピューターから文書を保存する装置のUSBを盗んでいたため、▽外交関連の文書▽パスポート情報▽脱北者関連の資料--が流出された可能性があるとみられる。脱北者への管理と内部のセキュリティに問題が生じたにもかかわらず、大使館側と領事課はこうした事実を隠していた。

 
大使館と北京消息筋が5日伝えたところによると、チェ某氏(24)ら脱北者2人は昨年12月、監視が不十分な状況で、領事課のA領事のコンピューターに差し込まれていたUSBを盗み、領事課の天井をあけて脱出した。チェ氏らは数日後に領事課側に「金を渡せばUSBを返す」とし巨額を求めてきた。これらは「金を渡さなければ資料を北朝鮮に渡す」と脅迫したものとされる。

領事課は辛うじてチェ氏らと接触、USCを返してもらったが、追加の措置も取らずに釈放した。▽チェ氏らが脱出した理由▽領事課側と金銭の取引があったかどうか▽USBにどんな機密が含まれていたか--などは確認されずにいる。大使館側は一歩遅れて同事件を把握し、C総領事を左遷したという。

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