【新型インフル】国内確定患者 「症状、普段の風邪ほどじゃない」
新型インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1) ウイルスの毒性が当初の予想と違って強くないという意見が広がっている。メキシコ以外の地域では米国だけでも死亡者は1人で、メキシコでも死者が追加で発生していないからだ。国内では1人の確定患者と2人の推定患者が発生したが、全員症状が一般的なインフルエンザ水準だった上、治療剤であるタミフル服用後、大きく好転した。確定患者Aさん(51、女)は「症状が普段の風邪ほどではなかった」とも言っている。
米疾病統制予防センター(CDC)ナンシー・コックス博士は1日(現地時間)、記者会見で「今回の新型インフルエンザウイルスでは数千万人が犠牲となった1918年のスペイン風邪のような(致命的な)遺伝子の特性は見られなかった」と話す。