「６００万ドル知らなかった」盧武鉉前大統領、真実は？（２）
検察は盧前大統領に対する尋問事項が多く、調査する時間を確保できるかがカギだとみて案を探している。検察は午前早く召喚し、夜遅くまで調査することを考えている。検察関係者は「盧前大統領を検察庁で就寝させることもできず、外に出せば卵などを投げられる事態が起きることも考えられるので心配だ」とし「前職大統領に対して最大限礼遇しながら支障なく調査できる案を探している」と言った。検察は前職大統領の礼遇次元で在宅起訴することを検討している。
検察は盧前大統領を召喚すれば▽１５億ウォンの借用証を書くことになった経緯▽１００万ドルが青瓦台官邸で渡される時点を前後して朴会長と直接通話したことがあったか▽１００万ドルを渡した鄭元秘書官から事前または事後報告を受けたのか▽香港のＡＰＣ口座にあった５００万ドルを息子盧建昊（コンホ）氏に与えるよう指示したのか－－などに対して追求する計画だ。検察は盧前大統領が容疑を否認した場合、朴会長と対質訊問する方針を固めた。
これに先立ち検察は１８日、鄭元総務秘書官と朴会長、鄭大根（チョン・テグン）前農協会長らを召喚して確認作業をした。特に検察は鄭元総務秘書官を相手に▽２００６年６月３億ウォンと２００７年６月末１００万ドルなど権良淑（クォン・ヤンスク、盧前大統領夫人）氏に渡したと主張する金のルート、名目、使用先▽２００７年８月、ソウルＳホテルでの姜錦遠（カン・グムウォン）昌信繊維会長、朴会長との３者会同の内容▽同年１１月ベトナムにいる朴会長に電話をかけて５００万ドルを盧前大統領の姪壻ヨン・チョルホ氏を通じて建昊氏に渡すよう言ったのかなどを集中的に追及した。