インターネットに掲載され真偽論難が起こっている「軍隊下克上」の動画は、演出や操作ではない実際の場面を撮影したことがわかった。軍の関係者は14日「問題の動画に映った状況は、京畿道所在陸軍30師団で発生した兵士間の殴りあいと下克上の場面であることがわかった」と伝えた。この関係者によると部隊炊事兵であるA上兵は、同じ炊事班所属B兵長から「軍気がない」などの叱責を受け、殴られると、これを最高先任兵であるC兵長に知らせた。C兵長は「B兵長のようにばかな奴に殴られたままでいいのか」とし、A上兵に、B兵長に食ってかかれとけしかけた。これによってA上兵はB兵長を内務班横の手洗い場に呼び出した。初めは軍隊式呼称を使って話が交わされていたが、すぐ感情が高揚し、互いに罵声を浴びせ、蹴ったり殴ったりするようになったというのが軍の捜査当局の調査内容だ。事件が発生したのは昨年7月だった。