「補正予算編成しても今年の成長率はマイナス2%前後」
政府は8日、韓国経済が第1四半期から第2四半期の間に底を打つとの予想を示した。しかし世界の景気回復が遅れており、28兆9000億ウォン(約2兆1000億円)の補正予算効果を考慮したとしても、今年の経済成長率はマイナス2%前後より改善するのは難しいとしている。企画財政部はこの日、「補正予算効果と今後のマクロ経済の流れの見通し」で、韓国経済が前四半期比では第2四半期から、前年同期比では第4四半期からプラス成長に転じるとの見方を示した。来年の成長は潜在成長率水準の4%前後に迫るものとみている。
これによると、韓国経済の前四半期比成長率は第1四半期が0%、第2四半期が0.7%、第3四半期が1.5%、第4四半期が1.5%となると分析している。前年同期比では第1四半期がマイナス4.5%、第2四半期がマイナス4.2%、第3四半期がマイナス2.9%と下落幅が縮まり、第4四半期には3.7%の成長を予想した。こうした数値は現在国会に提出されている28兆9000億ウォン規模の補正予算効果を反映したものだ。