韓国選手の明暗が分かれた中、日本プロ野球のオープン戦が終わった。

李承燁（イ・スンヨプ、３３、読売）は２９日に２００９シーズンのオープン戦を終え、打率３割２厘（５３打数１６安打）、８本塁打、１７打点を記録した。 本塁打８本は、原辰徳読売監督が１９８５年に作ったチームオープン戦最多本塁打記録に並ぶ。

チーム内の最多本塁打・打点を記録した李承燁は、何よりも左手親指の痛みなくオープン戦を終えたことに満足している。 ０７年１０月に手術を受けた後初めて完璧な体調で４月３日の開幕戦（東京ドームで広島戦）を迎えることになった。

一方、日本進出３年目の李炳圭（イ・ビョンギュ、３５、中日）は不振だ。 打率１割４分６厘に１本塁打・８打点。 オープン戦後半には先発ラインアップから外れるなど無気力な姿を見せた。 李炳圭はこの２年間好スタートを切っていたが、今年は序盤から苦戦している。

日本で初シーズンを迎える李恵践（イ・ヘチョン、３０、ヤクルト）も５試合に登板、２２イニングを投げて防御率６．９５と振るわなかった。 李恵践は２年・最高４００万ドルの特級待遇を受けて入団したため、シーズン初めに先発の保証を受けた。 しかしオープン戦の不振がシーズンでも続く場合、ローテーション残留は厳しくなる。

ヤクルトの林昌勇（イム・チャンヨン、３３）の調子はよい。 ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）では力強い投球で２セーブを記録した。 ただ、日本との決勝戦でイチロー（シアトル）に適時打を浴びた後遺症を克服できるかどうかがカギとなる。