【社説】韓国狙ったアルカイダのテロ、正面から対応を
イスラム原理主義勢力の国際テロ組織、アルカイダに対する正面対応を宣言する時がきたようだ。アルカイダが狙うテロ対象に韓国が含まれていることを否定するのは難しい状況になったためだ。韓国人に対する自爆テロがイエメンで相次いで起きたのは偶然のことだとは言い難い。韓国人を狙ったとみるのが常識にも合う。これから政府はアルカイダのリストに韓国も含まれているという前提の下に本格的な対策を求めていかなければならない。
イエメンの観光地、シバームで韓国人4人が自爆テロで命を奪われたのに続き、事件収拾のため現地に向かった韓国人がまたテロに巻き込まれた。2つの事件はすべて他人を殺傷するために自分の身を投げ打つ典型的なアルカイダの自爆テロだった。幸いにも2度目のテロでは被害者はなかったが、ともすれば遺族と政府関係者が犠牲になるところだった。イエメン政府の最終調査結果が出るまではすべての可能性を開け、落ち着いて事態を見つめる慎重さも必要だが、いまは韓国人に対する標的テロの可能性に重点を置いて万全の対策を立てるのがより賢明な姿勢だとみる。