格付け機関のフィッチ・レーティングスが、韓国の銀行が来年末までに42兆ウォン(約2兆7000億)規模の資本損失を出すという「ストレステスト」の結果を公開した。
フィッチは12日に発表した結果で、景気鈍化以前の急激な融資拡大が危険資産露出を高め、韓国の銀行のストレスが増加していると明らかにした。特に韓国の銀行は景気低迷に伴う貸出資産の損失、有価証券投資損失増加などにより42兆ウォン規模の新規損失が発生するものと予測した。これにより単純自己資本比率は2008年6月末の6.4%から2010年末には4.0%水準に下落すると推定した。