流通されるすべての食品は、販売前に検査を受ける。安全性に問題はないか、規格に合っているかなどをチェックし、問題がなければ販売される。食品衛生機関がこのような検査を実施している。大手食品メーカーは独自の検査機関を持っているが、小さな会社は専門機関に委託している。
このような検査機関がいい加減な検査を行い摘発された。畜産物の検査機関24カ所のうち5カ所、食品衛生検査機関61カ所のうち21カ所が偽った検査結果を発給するなど、違法行為を行ってきた。いい加減な検査のため、食品安全に問題が生ずる可能性もある。ある検査員は赤色2号が入ったキャンディを「非適合」から「適合」と処理した。赤色2号は発がんの可能性のある有害色素で、子どもの食品として使用が禁止されている。