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<野球>李承?、「10年のライバル」松坂を相手に引き分け

2009.03.02 08:09
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第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本のエース、松坂大輔(ボストン)が威力的なピッチングを見せた。韓国代表に代わり松坂を迎え撃った李承燁(イ・スンヨプ、巨人)は安打は出せなかったが四球を得た。

 
松坂は1日に東京ドームで行われた日本代表と巨人の強化試合でマウンドに立った。松坂の名前が呼ばれると5万5000の観客席を埋めた観衆からは大きな歓声が沸き上がった。松坂は3イニングの間に1安打2四球を与えたが無失点に抑える好投を見せた。

松坂を迎えた李承燁は3回に四球、5回に二塁ゴロ。5番打者として出場し3打席2打数無安打に終わった李承燁は7回で交代した。

10年間にわたりライバル関係を続けてきた李承燁と松坂の対決は緊張感みなぎるものだった。李承燁は2000年のシドニーオリンピック予選で本塁打、3位決定戦で2打点2塁打で日本の怪物新人の松坂を叩きのめした。

また2005年に千葉ロッテに入団した李承燁は、開幕戦で松坂を相手に決勝2塁打を放っている。李承燁は野球人生の節目ごとに松坂から決定打をあげているが、残る打席の大部分は三振を食らっている。

この日の松坂は李承燁を相手に8球を投げ、うち7球が変化球だった。意地で直球ばかり投げていた以前のパターンとは画然と違った。松坂は依然として時速150キロを超える剛速球を投げているが、大リーグ進出後は投球パターンに変化が生まれたことが読み取れた。

松坂と日本代表チームの二本軸を担っているイチロー(シアトル)は深刻な不振が続いた。この日も3打数無安打を記録し、これまで6回にわたり行われた強化試合で21打数3安打にとどまっている。そのうえ3つの安打もすべてゴロだった。

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