金炳賢（キム・ビョンヒョン、元ピッツバーグ）が、第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）代表チームのエントリーからはずれた。脱落の理由は「パスポートの紛失」だ。

金炳賢が代表チームに行けないのか行かないのかをめぐり球界が騒がしい。ハワイでキャンプ中の金寅植（キム・インシク）代表チーム監督は１６日（韓国時間）、「金炳賢はハワイに来ない。エントリーから除くことにした」と明らかにした。金監督はその理由について、「金炳賢が１４日午後にハワイ行き飛行機に乗ろうとしたが、パスポートを紛失して合流が遅れるようだと伝えてきた」と明らかにした。その上で、「金炳賢はロサンゼルスで自主トレをしていたが最近足首を負傷して韓国にいるという。パスポートの再発給を受けるには時間がかかり、代表チームへの合流が遅くなるほど金炳賢のコンディションをチェックする時間が十分でなくなる」と述べた。

金監督は当初、投手のうち鄭大炫（チョン・デヒョン、ＳＫ）、林昌勇（イム・チャンヨン、ヤクルト）と金炳賢のうち１人を脱落させる考えだった。しかしパスポート紛失の知らせを受けすばやく金炳賢をエントリーからはずした。

金監督は金炳賢に対する失望した表情を見せた。 最大限感情を抑えてはいるが、「試合をするよりもしんどい。変数がひとつやふたつではない」とため息をついた。