人気音楽グループ「ビッグバン」のコンサートの価値はいくらぐらいするのだろうか。答えは１５３億ウォン（約１０億円）だ。昨年、３５０億ウォン（約２３億円）以上を稼いだ「ビッグバン」の人気ぶりを反映すると、この値はさらに上がる。

９日、「グリーン損害保険」によると、「ビッグバン」は最近、コンサート‘Ｂｉｇ Ｓｈｏｗ’を開催するにあたり、１５３億ウォンを保証する損害保険に加入した。「ビッグバン」の所属事務所の「ＹＧエンターテイメント」は「ビッグバン」のメンバー５人をはじめ、ダンスチーム、技術チームなど公演関係者１４３人に対し、１人あたり１億ウォン（約６６０万円）が支給される保険に加入した。また、観客が負傷したことを想定した賠償責任保険１０億ウォン（約６６００万円）も追加された。

このコンサートは事故が発生することなく無事に終了し、保険金が支給されることはなかった。保険料は５００万ウォン（約３３万円）だった。先月３０日から今月１日までソウルオリンピック公園体操競技場で４回開催された「ビッグバン」のコンサートは、前売りチケットが１０分で完売、毎回、１万３０００席が満員になった。公演保険を多く取り扱っている「グリーン損害保険」によると、今まで賠償責任保険額が最も高額だった公演保険は、「ソテジ」の公演で金額は５００億ウォン（約３３億円）だった。歌手ピ（Ｒａｉｎ）は東京ドーム公演（２００７年）を開催する際に、１００億ウォン（約６億６０００万円）の保険に加入した。「グリーン火災」のチョン・チョンホ広報チーム長は「“ソテジ”の公演はスタッフが多かったため、保険の金額が“ビッグバン”の公演よりも高かった」とし「１人あたり１億ウォンが最高限度額であることから、歌手の知名度は反映されなかった」と話した。