オバマ大統領の対アジア外交青写真「キャンベル報告書」を単独入手(1)
「日本は米国の対アジア外交の礎石であり、中国の力は現実として認めなければならない。韓国とは同盟復元に出なければならない」--。
昨年6月、米国民主党のシンクタンクである新米国安保センター(CNAS)が刊行した報告書「バランスの力:アジアでの米国」で提示された米国の韓日中3国接近法だ。この報告書がいまになって注目される理由は、著者であるカット・キャンベルCNAS会長が、バラク・オバマ政権で国務省東アジア太平洋次官補に内定されたからだ。その報告書が米国の東アジア戦略に反映される可能性が高くなった。