北朝鮮でも朴智星（パク・チソン、２８、マンチェスター・ユナイテッド）の人気は高い。

２０１０南アフリカワールドカップ（Ｗ杯）最終予選で韓国と対戦した鄭大世（チョン・テセ、２５、川崎）、安英学（アン・ヨンハク、３１、水原）ら北朝鮮代表選手も、敵ではなく羨望の対象として「朴智星と一緒にプレーしてみたい」と話すほどだ。

さらに北朝鮮の朝鮮中央テレビが‘朴智星称賛リレー’を継続した。 朝鮮中央テレビは１２月２１日、日本横浜国際競技場で行われた国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）クラブワールドカップ（Ｗ杯）決勝戦の後半の試合を４日、録画放送した。 朴智星はこの日、マンＵの一員として南米チャンピオンＬＤＵキト（エクアドル）戦にフル出場した。

中継放送の解説を担当したリ・ドンギュ体育科学研究所教授は、朴智星について説明をし始めた。 リ教授は「１３番が朴智星選手。現在、２０１０年第１９回Ｗ杯アジア最終段階予選試合が行われていて、 われわれは南朝鮮と対戦しているが、朴智星は南朝鮮の核心選手だ」と紹介した。

続いて「朴智星選手は機動力があり、闘志が優れた選手。 選手が足りない時に２人分の役割を果たす選手と評価している」と付け加えた。 李教授は、この日の試合でマンＵのビディッチが退場になったにもかかわらずマンＵが勝ったのは、朴智星が活発に動いたからだ、と称賛した。

李教授はこの日の放送でマンＵについて「世界的な名選手がたくさん集まっている。全員が各国の国家組合チーム（国家代表チーム）の核心選手だが、ヨーロッパ最優秀選手クリスティアーノ・ロナウド選手が右ウイングで活動していて、１０番のルーニーも世界最優秀選手に挙がる選手」と紹介した。 名選手らと一緒にプレーしている朴智星は誇らしいというう回的な説明だった。