ルイ・ヴィトン日本売り上げ7%ダウン…崩れるブランド不敗神話
不況知らずの産業で今年の初めまで順調だった世界ブランド業界にも経済寒波が訪れた。
「ブランド不敗」神話も60年ぶりの景気低迷の前には力無しとフランス経済日刊紙レゼコーが報道した。ルイ・ヴィトンなどを所有した世界ブランド1位グループであるフランスのLVMHは、世界最大売場オープン計画を最近撤回した。東京の銀座にある12階の建物全体をルイ・ヴィトン売場とし、2010年オープンする計画だったが、予算問題で白紙化した。昨年も2けた成長をするなど世界ブランド市場の活況を導いてきた同社は、金融危機余波で株価が今年1年でおよそ44%も落ちた。ルイ・ヴィトンの最大の市場である日本でも売り上げが7%減った。創社以来、初めてあることだ。こうした雰囲気から、セールをしないことで有名なルイ・ヴィトンは今月初め、価格割引という「苦肉の策」まで動員した。