俳優鄭宇成（チョン・ウソン）が経済的に厳しかった子供時代について率直に打ち明けた。

チョン・ウソンは２８日午後に放送された公営ＫＢＳテレビ（韓国放送公社）第２チャンネルのトーク番組『パク・チュンフン・ショー！』に出演し、貧しさから高校を中退しなければならなかった若き時代を告白した。

彼は「家庭の事情が厳しく、中学校時代からアルバイトをし、結局生計のため高校を中退した」と話した。続いて「厳しい時代だったが、一度も貧乏を恨んだことはない。常に生きていく方向を自分で決めてきた」と語り、観客を感動させた。

１１年前に映画『ビート』のナレーションを直接書いた逸話も公開した。彼は劇中「僕は夢がなかった」という台詞を書いていたことを紹介し「それは実は“いつも夢があった”という思いの裏返しだった」と熱く語った。

また「高校を辞めたという事実は恥ずかしいことではないと思う。当時学校に残るべき理由を語ってくれる人がなかった。親は生計を立てるのに精一杯で、僕は勉強する方法を知らなかった。１年になったとき、学校に通うべきかどうかを悩み、途方に暮れた」と当時のもどかしい心情を伝えた。

この日、チョン・ウソンは▽デビューから１５年間、自身を絶えず成長させた力▽３６歳になったチョン・ウソンのロマン▽韓国映画界の問題点▽インターネット上の悪質な書き込み－－などについての考え方を率直に打ち明けた。