国内銀行が財務構造を改善するため年末までに合わせて16兆ウォン(約1兆1300億円)程度の資本拡充を計画していることがわかった。また来年初めにもさらに資本を3兆ウォン増やす予定だ。景気減速で不良化した融資や投資が増えたことから、銀行の国際決済銀行(BIS)基準の自己資本比率が悪化しており、資本拡充に乗り出しているものだ。
金融監督院が28日に明らかにしたところによると、国内18行は11月から今月26日までに14兆3000億ウォンの資本を拡充し、年末までに2兆3000億ウォンを追加する。この場合、9月末基準で平均10.86%だったBIS基準自己資本比率は1.38ポイント高くなると金融監督院は試算している。銀行は来年初めにも増資などを通じて3兆1000億ウォンの資本をさらに増やす計画だ。