<双竜自動車危機>上海自幹部訪韓…「韓国政府の援助、人員削減必要」
現在、双竜自動車経営陣は「来月、運用資金が枯渇する」という判断を出している。これによって会社側は予告どおり賃金支給日の24日に月給を支払うことができなかった。大株主である中国の上海自動車高位幹部がこの日訪韓し、経営危機を点検して対策を論議した。販売不振による双竜車の危機はこのように“破産のシナリオ”まで出るほどに切羽詰まったものとなった。
双竜車の崔馨鐸(チェ・ヒョンタク)社長は23日、鄭長善(チョン・ジャンソン)国会知識経済委員長に会って「中国・上海自動車は双竜車労組が構造調停案を受け入れなければ韓国から撤収する方針だ」と伝えた。大株主撤収の可能性を述べたのは今回が初めてだ。双竜車はこれまで役員級で10%減と代理級以上賃金凍結、下請会社350人の休職または希望退職を受けつけるなど、自己救済努力をしてきた。それなのに問題は解決しなかった。本質は非正常的な販売不振にあるためだ。内需販売は8月から月平均2000台水準に下がった。販売だけをみると正常経営が不可能なほどだ。これを代弁するかのように株式価格は2005年1月買収時の価格1万ウォンから 24日には 900ウォン台まで下がった。