ウォンの対ドル相場が４日連続で上昇しており、１ドル＝１２００ウォン台を回復した。１８日のソウル外国為替市場は、前日より３３ウォンのウォン高ドル安となる１ドル＝１２９２ウォンで取引を終えた。ウォンがドルに対し１２００ウォン台をつけるのは１１月５日以来１カ月半ぶりとなる。

専門家らは、国内株式市場が強気の展開を見せたことからウォンが急騰したと分析している。また米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が金利をゼロ水準に引き下げ、国際金融市場でドルが値を下げていることも大きく影響した。年末決算期を迎え投資資金を大規模に回収していた外資系金融機関の動きも目立って鈍くなった。

このためウォン高の動きは当面続きそうな見通しだ。外換銀行のキム・ドゥヒョン次長は、「輸出企業も手持ちのドルを売り始めた。突発事件がなければウォンは年末までに１２００ウォン台半ばまで上がる可能性がある」と述べた。この日のウォンは円に対しても値を上げた。午後３時現在前日より２２．７７ウォンのウォン高円安となる１００円＝１４７０．１９ウォンを記録した。