フィギュアの妖精キム・ヨナの人気はとどまるところを知らない。チケット予約サイトのチケットリンクによると、２５日に行われる‘キム・ヨナとともにするチャリティアイスショー’の入場券は発売開始から４６分で売り切れた。グランプリファイナルの入場券１・２次販売分もそれぞれ４０分と１５分で売り切れた。

直接的な関係のない分野でも‘キム・ヨナ’ブランドの躍進は目覚しい。マネジメント会社のＩＢスポーツによると、キム・ヨナのプログラム背景音楽をはじめ、彼女が好きなクラシック音楽を集めた「Ｆａｉｒｙ　Ｏｎ　Ｔｈｅ　Ｉｃｅ」は大型ＣＤショップで予約販売１位となった。キム・ヨナが広告モデルとして出演している製パン会社が１０月に発売した‘キム・ヨナパン’も飛ぶように売れている。この会社は「キム・ヨナパンの売れ行きは毎月２～３倍の伸びを示している。一般の新製品と比較すると３．５倍以上の販売量だ。予想よりはるかに人気がある」と話す。

キム・ヨナにイヤリングを協賛した会社でも、彼女が大会のときにつけていたイヤリングが急激に売上を伸ばしうれしい悲鳴をあげている。

韓国で初めてフィギュアスケート種目でトップに立ったキム・ヨナの人気が急上昇し、彼女に協賛してきた会社も‘キム・ヨナマーケティング’に拍車をかけている。グランプリファイナルの主管放送局であるＳＢＳは国際スケート連盟（ＩＳＵ）とパートナーシップを結び、全世界に中継される国際信号を製作する。番組編成も大幅に変えた。１２日（ショート）と１３日（フリー）午後８時に始まる女子シングルの生中継のため２日間にわたり８時のメーンニュースを先送りした。

キム・ヨナは大会後も‘夢の木クリニック’‘大韓人材賞授賞式’‘チャリティ・アイスショー’など各種イベントに参加し、広告撮影も行うなど、２８日の出国まであわただしいスケジュールをこなす。キム・ヨナの父親、キム・ヒョンソクさんが、「ヨナが韓国に来てもとても忙しく顔を見るのも難しい」とさびしがるほどだ。