◇読売会長「なぜ不振の李承燁を起用したのか」

渡辺恒雄・読売球団会長（８２）が李承燁（イ・スンヨプ、３２）と関連して苦言を呈した。 渡辺会長は１１日、原辰徳監督と面談し、日本シリーズの敗因について「ミドルマンの越智大祐を第７戦の７回に続いて８回まで投げさせた点と、深刻な不振に陥った李承燁を先発出場させた点」を指摘した。 渡辺会長は「なぜ一度（第５戦）先発ラインアップから外した李承燁をまた起用したのかと尋ねたところ、原監督は『昔よくやったから』と話した。 これは理屈に合わず、理解しかねた」 と批判した。

◇金杞泰コーチ、来年も読売で活動

金杞泰コーチ（３９）が読売と再契約した。 読売は１１日、２００９シーズンのコーチングスタッフを発表し、金コーチを２３人の名簿に含めた。 補職は今年と同じ２軍打撃コーチ。 金コーチは０７年、研修コーチとして読売で１年間過ごした後、昨年末、韓国プロ野球選手出身者では初めて日本プロ野球コーチに任命された。

◇原監督、読売と３年契約

原辰徳・読売監督が３年の契約延長に合意した。 渡辺読売会長は１１日、原監督からシーズンの報告を受けた席で、「今後３年間采配をとってほしい」と公式要請した。 ０２－０３年に読売の指令塔を務めた原監督は、０６年に復帰し、３年間チームを引っ張ってきた。 読売は２度のセリーグ優勝を率いた原監督にさらに３年間のチャンスを与え、「若い選手を育成し、日本シリーズで優勝してほしい」と要請した。