英サッカー・プレミアリーグの朴智星（パク・チソン、２７、マンチェスター・ユナイテッド）が３試合連続でフィールドに出ることができなかった。

朴智星は６日（韓国時間）スコットランド・グラスゴーのセルティックパークで行われた欧州チャンピオンズリーグＥ組第４戦、マンＵ対セルティックで交代メンバーとして名前が上がっていたが、最後まで出場の機会を得られなかった。先月３０日のウエストハム戦から３試合連続の欠場だ。

このためファーガソン監督のローテンションから朴智星が除外されたのではないかとの懸念も出ている。しかし朴智星はファーガソン監督の緻密な計算によりルイス・ナニと激しい競争の舞台に立っているだけで、依然としてチャンスは残っている。より多くの出場機会を得るための唯一の道は、ナニと差別化された鋭いプレーを展開することだけだ。

最近ファーガソン監督の攻撃ラインの起用パターンを分析すると、朴智星とナニが天秤にかけられている感じだ。朴智星はシーズン初ゴールを放った９月２１日にチェルシーとの遠征試合から先月１９日のウエストブロミッチ戦まで、プレミアリーグの４試合で着実に活躍してきた。ナニは朴智星が出た４試合で合わせて３０分しか出場できなかった。その後朴智星が抜けた３試合ではナニはすべて先発出場している。

ファーガソン監督は、ベルバトフ、ルーニー、ロナルド、テベスの４人を攻撃の基本軸とし、朴智星とナニを交互に投入している。ナニは突破力と個人プレーに優れ、プレミアリーグだけでなく、リーグカップと欧州チャンピオンズリーグを合わせて２ゴール、２アシストを上げている。シーズン初ゴールを決めてから５０日以上ゴールのない朴智星としては気になる点だ。この日のセルティック戦でマンＵは先制ゴールを決められたが、後半３９分にギグスの同点ゴールで１対１の引き分けとなり、戦績２勝２分け（勝ち点８）でＥ組１位の座を守った。