韓国の外貨準備高が10月の1カ月間で過去最大規模となる274億2000万ドルの減少を記録した。韓国銀行は、金融市場安定のためドルを大量に供給したことや、ドル高の影響でユーロやポンドなど他の通貨建て資産の評価額が減ったためと説明した。
韓国銀行によると、10月末現在の外貨準備高は前月比274億2000万ドル減の2122億5000万ドルとなった。4月以来7カ月連続で減少となった。特に10月の減少幅は過去6カ月間の減少分を合計した245億7000万ドルよりも多く、過去最大規模となった。1年以内に満期となる流動対外債務が外貨準備高に占める割合も90%台に達した。