政府と与党ハンナラ党が韓米自由貿易協定(FTA)批准同意案の年内処理に乗り出した。党政は今月10日、国会外交通商委員会に批准同意案を上程して、年内に本会議での可決まで済ませるという方針だ。
しかし野党民主党が激しく反対し、ハンナラ党内にも隔たりがあることから、難航するとみられる。我々は批准同意案の早期処理を数回にわたって求めた。「輸出依存型」の経済でFTAの重要性は新たに説明する必要がないが、現在のような「非常状況」の時期にはより一層そうである。国際経済危機が進めば、各国では保護貿易主義を強化すべきだという声が高まる。そうなれば、追加のFTAの締結が容易でなくなることから、韓国はすでに締結済みの韓米FTAを急いで締めくくらねばならない。