【社説】新しいリーダーシップで勇敢に国の危機に打ち勝とう
全世界が持ちこたえようとしている。国の運命をかけた経済戦争だ。われわれも険しい航海を避けることはできない。外貨準備高2400億ドルを頼りに三角波を突破しなければならない。すでにわれわれは運命共同体だ。政府が対外債務を保証し、中央銀行が証券会社に2兆ウォンを緊急支援する瞬間に同じ船に乗り込んだのだ。どちらか一方でも穴が開けばともに沈む覚悟をしなければならない。
世界はいま、2つの陣営に分けられる。金を貸す国と金を借りる国だ。火は先進国で起こったが、借りた国が炎に包まれた。シビアな資金回収で国の倒産を宣言する途上国もおびただしい。韓国は純債権国と純債務国の間の中途半端な境界地帯にいる。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムだけ見ても、フィリピンやインドネシアより危険だとされる。本当に話にならないほどあきれた現実だ。しかし世界はわれわれに問うている。韓国はデフォルト(債務不履行)から安全なのか。銀行は揺れていないか。不動産市場は大丈夫なのか…。いまやわれわれは生きるためにこうした冷酷な質問に答えねばならない。