南海に来た‘貴賓’クロマグロ 捕獲できない?(2)
農食品部の関係者は「できる限り急いで他の加盟国が受け入れる根拠資料を準備する」と話した。その間、韓国は遠洋漁船でマグロ漁を行ってきたが、これはキハダマグロ、メバチマグロなどで、太平洋クロマグロとは異なる種類だ。
WCPFCが漁獲努力量を凍結するのは、韓国をターゲットとしたものだという解釈もある。協議文を日本が提案したというのがこうした分析の背景だ。太平洋クロマグロは資源が限られているため、韓国が大量に捕獲すれば、隣国の日本の漁獲量が減るしかない。当然、日本の漁民が被害を受ける。