韓国サッカーが失われた笑いを取り戻した。久しぶりのエキサイティングなサッカーで、背を向けていたサッカーファンの憂鬱な気持ちもきれいに吹き飛ばした。絶体絶命の危機に陥っていた韓国サッカーは、ＵＡＥを相手にゴールの嵐を浴びせ勝ち点３を上げた。

許丁茂（ホ・ジョンム）監督率いるサッカー代表チームは、１５日午後８時にソウルワールドカップスタジアムで開かれた２０１０年ワールドカップ南アフリカ大会のアジア最終予選で、李根鎬（イ・グンホ）の２ゴールに力づけられＵＡＥを４対１で撃破した。

最終予選で初勝利をあげた韓国は、ＵＡＥに対し８勝２敗５分けと圧倒的な優位を守ると同時に、険しい中東遠征に対する希望を見出した。北朝鮮戦で問題点と指摘されたパスのタイミングを早くしたことが大量得点につながった。

最初のゴールは前半１９分に炸裂した。李青龍（イ・チョンヨン）のディフェンダー２人の間を抜くスルーパスを李根鎬が右足で蹴り入れ、気持ちよい信号弾を打ち上げた。６分後には追加点が入り、スタジアムのムードも盛り上がった。

クロスで攻めようとする相手ディフェンダーのミスをついて走りこんだ朴智星（パク・チソン）は痛烈な右シュートでゴールネットを揺らした。チョ・ヨンヒョンのミスで１点を献上した韓国だが、後半３４分に朴智星のパスから李根鎬がゴールを決めた後、後半４３分では‘ゴールを入れるディフェンダー’郭泰輝（クァク・テフィ）の爽快なヘディングゴールで試合にピリオドを打った。