朴智星（パク・チソン、マンチェスター・ユナイテッド）はよく走った。 しかし‘２％’が不足していた。

朴智星（パク・チソン）は１８日（日本時間）、英マンチェスター・オールドトラフォードで行われた２００８－２００９欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）チャンピオンズリーグ本戦の組別リーグ、ビリャレアル戦（スペイン）に先発出場した。 出場するだけでも大きな意味がある試合だった。 ＰＳＶアイントホーフェン（オランダ）時代の２００３－２００４シーズン以来６シーズン連続のチャンピオンズリーグ本戦出場だ。 ひざのけがから完全に回復し、今シーズン初めて先発出場した。

試合後、ファーガソン監督は「出場機会が多くなかった朴智星がファンタスティックな姿を見せた」と称賛した。 しかしファーガソン監督は０－０だった後半１７分、朴智星に代えてクリスティアーノ・ロナウドを投入した。 ゴールを決めて必ず勝つという意志が込められた用兵術だった。

１３日のリバプール戦では、ファーガソン監督は朴智星をエントリーにも含めなかった。 昨季のチャンピオンズリーグ決勝でも最後の瞬間に朴智星を出場メンバーから外した。 ゴール決定力が不足しているからだ。 朴智星と韓国サッカーの悩みが重なる部分でもある。 チームの誰よりも頑張って走り回りながらも、激しい生存競争を避けられない理由だ。

ファーガソン監督の称賛とは別に用兵術の背景を知る朴智星も試合後、「これまでマンＵで競争をしなかったことはない。攻撃手は当然ゴールに対する欲がなければならない。 チャンスがあれば必ずゴールを決めたい」と語った。