明石康氏「法律的アプローチでは独島問題は解決しない」(1)
明石康元国連事務次長(77)は、カンボジアとユーゴ紛争をはじめとする国際紛争当事者たちを仲裁した紛争専門家だ。宗教と民族、領土をめぐり対立している現場を見つけ、交渉と平和をあっせんしてきた彼は、国連退職後、現在、日本紛争予防センター所長を務めている。半生を国際人として生きてきた彼は、韓日間で尖鋭に対立する独島(トクト、日本名・竹島)問題をどのように見ているのだろうか。東京の六本木にある事務所で明石氏に会い、国際社会から見た独島(トクト、日本名・竹島)事態と北東アジア・韓日関係に関する意見を聞いてみた。
--独島に関する韓日両国の国民間の認識はあまりにも違う。日本政府はこの問題を国際司法裁判所で決めようという立場だが、韓国はこれに反対している。