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<コラム>仕事よりも大切な休息

2008.07.27 11:27
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「Yesterday, all my troubles seemed so far away--」(昨日 僕の苦しみすべて 遠くにあるように見えた--)で始めるビートルズの歌をご存知であろうか。

この甘美な歌は、「夢」からインスピレーションを得たという。夢は浅い睡眠(レム睡眠)の状態で見る。脳には物事を短く記憶している場所、海馬(かいば)という組織があるが、海馬が現実の出来事を再現し、夢を見るという。夢の中の海馬は現実を再現しながら、価値ある情報とそうでない情報を選択する。海馬は価値ある情報を長く記憶する場所である大脳皮質に送り、そうでない情報は削除する。夢はこのような“記憶の分類機能”を持っている。夢が現実と同じくらい大切なのは、このような理由からだ。

 
休息も夢と同じではないだろうか。休息も現実の仕事と同様に、大切でないだろうか。

“アーリーバード”(Early Bird)政権である李明博(イ・ミョンバク)大統領が、昨日から4泊5日の休暇に出掛けた。バカンス先は南海(ナムヘ)の軍休養施設だ。

振り返ってみると、李大統領は就任してから5カ月の間、多くの仕事をこなしてきた。

しかし、この多くの仕事に比べ、成果は少ない。熱心に仕事をしたが、人々は認めてくれない。現在、李大統領の国政支持率の最高値が約25%にすぎないというのがその証拠だ。

李大統領は自分が熱心に仕事をしたのにもかかわらず、評価が低かった理由を今回の休暇中に考えてほしい。その理由を見つけたら、李大統領の休息は貴重なものになるだろう。

詩人の故・趙炳華(チョ・ビョンファ)さんが書いた一文の箴言(しんげん)詩がある。「結局、私の天敵は私だったのだ」

詩人は自分を攻撃する敵の正体が、実は自分だったという悟りを明らかにしている。

李大統領は南海の休養地で、複雑な記憶を分類してほしい。価値ある経験を長く記憶する場所に送り、そうでない記憶を未練なく、消してほしい。1100万票で当選した大統領に国民が5カ月ぶりに示した冴えない成績表の原因は誰にあるのか。

それは青瓦台(チョンワデ、大統領府)秘書室なのか、内閣なのか、それともハンナラ党にあるのか。結局、天敵は大統領自身ではなかったのか。“問題は自分にあった”というその深い内面の悟りは、波のように押し寄せてくる政界では得られにくいだろう。だから、人間に休息が必要なのだ。夢うつつのような休息は深い所から魂を引っ張り上げるつるべのようなものだ。

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