2002年、韓日ワールドカップ(W杯)を数カ月後に控え、両国のサッカー担当記者らが集まってフォーラムを開いた。 その席に発表者として参加したことがある。 「韓日W杯の経済的効果」が私の担当するテーマだった。 硬い雰囲気をほぐすため発表前に雑談もした。 韓日両国のサッカースタイルと両国経済の共通点という話だった。
まず韓国サッカーと経済。 一つ目、死ぬほど走るが中身はない。 二つ目、苦労して実績を積み上げながらも簡単に崩れる。 三つ目、その代わりに一度調子に乗ると奇跡を起こすこともある。 一方、日本サッカーと経済の共通点はやや違う。 一つ目、組織力が優れている。 二つ目、強い相手には簡単に屈する。 三つ目、リーダー1人に対する依存度が高い。