遠い昔、新石器時代に11人の男が狩猟に行った。 右側の茂みの中からイノシシが突然飛び出し、猟師たちに向かって突進してきた。 みんな驚いて慌てている間、猟師の中の一番左側にいた男が右側に向かって槍を投げた。 槍は命中してイノシシは倒れた。 彼は11人の猟師の中で唯一の左利きだった。
サッカーチームでも猟師の集団でも左利きが一人いればはるかに強くなる。 実際、左利きの割合は東西古今を問わず、全体人口の約8-12%を維持している。 狩猟時代のこうした利点が、左利きの比率を一定に維持するよう遺伝子が作用した、ということだ(Leonard Shlain著『自然の選択-Gyna Sapiens』)。