初期のろうそく集会は10代の若者が主導した。 軽快だった。 集会を祝祭にした。 10代はただ牛肉問題のためだけに街中に出てきたのではない。 教育問題など自分たちの悩みが複合的に絡んでいた。
10代が受けるストレスは彼・彼女たちだけのものではなかった。 30代後半の母親は子どもたちの給食に牛海綿状脳症(BSE)牛肉が出てくるのではないかと心配した。 40代後半の家長は新政府の英語没入教育発表後、さらに上がった私教育費に怒りを抱いた。 ソウル広場では子どもを連れてきた父親、乳母車に赤ちゃんを乗せてきた母親が合流した。 広場では自由な討論が行われた。 無限競争を強要する教育制度に対する批判も出た。 世代間で共感が形成された。 ろうそく集会は山火事のよう広がり燃え上がった。